同人誌の作り方 印刷所に頼らない自家製本って?

同人活動にご興味をお持ちのみなさん、こんにちは!
この記事では、自家製本についてご紹介します。

自家製本とは?

同人誌を印刷する際には、印刷所へデータを入稿して印刷を依頼する方法と、自分で製本する方法があります。
自分で製本する方法を「自家製本」といいます。
よく聞く「コピー本」も自家製本の一種ですね。

自家製本のメリットは?

なぜ、印刷所で綺麗な本が作ってもらえるのに、あえて自家製本を選択する方がいるのでしょうか?
それは、自家製本にも多くのメリットがあるからです。

自家製本のメリット① 安い

一番はこれです。金額が安いこと。
ページ数や使用する機材にもよって金額の大小はありますが、印刷所を利用するよりも圧倒的に安いです。
たとえばコピー本を作る場合、自宅のコピー機またはコンビニの複合機を使用し、ホッチキスで綴じるだけで完成します。
1部100円程度で作り上げることも難しくありません。

自家製本のメリット② 締め切りがない

自家製本は自分で作業を行うので、極端な話、イベント当日の朝に作業を終えれば問題ありません。
印刷所の締めきりに間に合わず、新刊を落としてしまった……けれど、コピー本なら出せる! という起死回生の一手に使えます。
ただし、イベントによっては会場での製本は禁止されていることもあります。
自宅で作業を終えた完成品を持っていくのが望ましいでしょう。

自家製本のメリット③ 自由度が高い

印刷所を通さないので、すべて自分の好きに作ることができます。
たとえば、「さすがにその紙の組み合わせは……」などのような、一般の印刷所ではやらないような無茶なオーダーも自家製本でなら可能です。
また、一冊ずつ異なるデザインにしたり、すべての本で綴じ糸を変えたりとやりたい放題です。
どんな工夫を施すかを考えるのも楽しいので、色々試してみたい方にはぴったりですね。

自家製本のデメリットは?

そんな自家製本ですが、デメリットもあります。
メリットと比較して、チャレンジするかどうかを考えてみましょう。

自家製本のデメリット① 大量生産が難しい

手作業で製本をするため、作れる量に限界があります。
どうしても少部数になってしまいますね。
自家製本で100部作る! と意気込むと少し大変になるかもしれません。

自家製本のメリット② 仕上がりに限界がある

自分でホッチキス留めをしたり手縫いをしたりするので、あまり分厚い本を作るのには向いていません。
また、印刷所で製本したものとは違い、印刷や綴じを美しく仕上げることが難しい場合もあるでしょう。
しかし自家製本は、あえて手作り感を前面に押し出したいときなどに選択することもあるので、これはある意味でメリットともいえるのではないでしょうか。

自家製本の方法

自家製本にもいくつかも方法があります。
自分に合ったやり方で挑戦してみましょう。

コンビニ印刷

自家製本の方法の一つ目は、コンビニで印刷することです。
コンビニの複合機を利用して原稿を印刷し、自宅に持ち帰って綴じれば完成です。
ただし、他のお客様の邪魔にならないようにしたり、作品を複合機に置き忘れたりしないように気をつけましょう。

自宅で印刷

自家製本の方法の二つ目は、自宅で印刷することです。
自宅にある複合機を利用して原稿を印刷し、綴じれば完成です。
コンビニと違う点は、自宅での印刷の方がより自由度が高いということです。
コンビニではコピー用紙に印刷することしかできませんが、自宅のプリンタを利用する場合、表紙や本文に自分の好きな用紙を使用することができます。
最近では、複合機やカメラ等で有名なキヤノンが「おうちでつくる同人誌」という特設サイトなどで情報発信をし、自家製本を支援していることも有名ですね。
また、同人誌の印刷におすすめなプリンタもいくつか紹介しているようなので、自家製本にご興味をお持ちの方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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店舗利用

自家製本の方法の三つ目は、コンビニではないお店を利用する方法です。
この方法はコンビニを利用する方法と自宅で印刷する方法のいいとこどりといえます。

キンコーズ

キンコーズという印刷会社の店舗サービスをご存知でしょうか。
原稿の入ったデータを店舗に持っていき、そこにある複合機を利用してセルフコピーを行うことができます。
複合機と設定によっては完成した状態で複合機から本が出てきます。
また、料金はかかりますが、自分の好きな用紙を持ち込むこともできますし、操作方法が不明な時や不安なことがある場合には店員さんのフォローを受けることも可能です。

アクセア

こちらもキンコーズと同じく、店舗でセルフサービスを利用して原稿データを印刷することができます。
キンコーズと比較すると店舗数が少なく、価格はアクセアの方が安価です。
また、用紙の持ち込みはできず、キンコーズと比較すると自由度は低い一方で、印刷が綺麗だと評判です。
アクセアは店舗によってデータの持ち込み方法が違うこともあるようなので、通える範囲にアクセアがある方は、該当のお店のサービスをよく確認してから利用を検討してみてください。

プリンパ

プリンパという印刷会社の「出すだけぱっく」も自家製本の一種です。
こちらは作品の印刷のみをプリンパさんにお任せし、製本のみを自分で行う方法です。
用紙も豊富な種類から選択できますし、変形サイズでの注文も可能です。
入稿したデータが印刷済の状態で到着するので、それを製本すれば完成です。
印刷も綺麗で短納期ということで評判です。
気になる方はぜひプリンパさんのサイトを見てみてくださいね。

どの方法がおすすめ?

紹介した自家製本の方法について、どんな方におすすめかをまとめてみました。

・コンビニ利用→質より安さ優先の方
・自宅で印刷→色々な用紙を試したい方
・店舗利用→印刷の質にこだわりがある方

おわりに

お読みいただきましてありがとうございました!
少しでも自家製本に興味を持っていただけましたら幸いです。
よい同人ライフを!

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